「悪夢」 「最悪」 「大惨事」 「魔物」 「恐ろしいこと」 「関わると悲惨なことになるやっかい者」
ネイティブの人たちが「最悪」「惨事」という意味で “a nightmare” (または、複数形で”nightmares”)を使います。
眠っているときに見る「悪夢」という意味ですが、現実に体験した悲惨な出来事や他人を悲惨な目に遭わせる厄介者という意味でも使います。
例えば
The whole journey was a nightmare. We lost our luggage and both flights were delayed.
旅行中ずっと最悪だった。荷物は紛失するし、行きも帰りもフライトが遅れた
“a nightmare” は映画のセリフや歌の歌詞でも頻繁に登場します。
この記事では、”a nightmare” (”nightmares”)が使われている曲を紹介していきます。
曲を聴く
“I Can’t Be Myself” –ジャスティン・ビーバー
(動画の2:37~)
when you're not there I can't see what I am The sweetest dreams turn into nightmares 君がいてくれないと 自分を見失ってしまう 最高に甘い夢が悪夢に変わってしまう
dreams turn into nightmares
「夢が悪夢に変わる」という表現は、日本語で言う「天国から地獄に落ちる」 とニュアンスが似ている
“My dreams turn into nightmares.”
“Blank Space” – テイラー・スイフト
(動画の2:10~)
You'll come back each time you leave 'Cause darling I'm a nightmare Dressed like a daydream あなたは去っても去っても また戻ってくることになる だってダーリン、私は白昼夢を装った 悪夢だから
a nightmare dressed like a daydream
魅力たっぷりに見せかけた厄介者
“Sweet Dreams” – ビヨンセ
(動画1:13~)
Sweet dream Or a beautiful nightmare Somebody pinch me Your love's too good to be true 素敵な夢か美しい悪夢か だれか私をつねって あなたの愛は現実とは思えないほど素晴らしい
“a beautiful nightmare”
先に紹介したテイラー・スイフトの歌詞のフレーズ “a nightmare dressed like a daydream”と同じような意味
“Hustla’s Story” – コズ
(動画の3:50~)
Living in a nightmare Pinching is what you gotta do Wake up 悪夢の中に住んでいるから つねらなきゃならない 起きるんだ
living in a nightmare
「劣悪な環境の中で生きているから、努力して正気を保たなければならない」ということ。
このフレーズの直前の歌詞は「学校を退学して、ドラッグを売ったり売春婦みたいに客引きをしたり」という貧困層の黒人の現状を語っている
夢から覚めるために「つねる」
pinch
つねる、つまむ、挟む
「pinch」という単語がビヨンセの“Sweet Dreams”とコズの“Hustla’s Story” の歌詞に出てきます。
意味は「つねる」
「夢じゃないかと思ってつねった」など、日本語でも夢から覚めようとして「つねる」という動作や表現がありますね。
まとめ
a nightmare (nightmares)とは
「悪夢」という意味。
目も当てられない大惨事や、関わると大変な目に遭わされるとんでもない人を指すときに使われます。
a nightmare