うさみです。
英語を話せるようになりたいときは、英語を話すことにもっと自由な気持ちになっていいんじゃないかという話をしようと思います。
tooの前には、コンマ(カンマ)を付けるのか?
先日、私は次のような文を書きました。
Now you’ve got a runny nose, too!
そしたら、英語監修担当のアミノくんがひと言、
tooの前のコンマはいらない気がするけど、ちょっと自信がない(笑)
ん?
tooの前のコンマはいらない?
中学の英語の授業で先生がこう言ったことをはっきりと覚えています。
「文章の最後にtooがくるときは、tooの前にコンマを付けること~。」
あれから十数年。
片時もtooの前にコンマを書くのを忘れなかった。
今更、付けないのが正解と言われても…
Googleで検索してみる。結果が怖い…
Googleでの検索結果
「tooの前にコンマを付けていない文」がたくさん表示されました。
特に、英語のネイティブの人たちが書いている文の多くは、コンマが付いていないように見受けられます。
同時に、検索結果の中に次のような解説があるのを発見。
「日本の中学校の教科書では、tooの前にカンマを付けているのが一般的なようです」
そうでしょ、そうでしょ、そう習いましたから。
結局、googleで調べた限り、コンマを付ける付けないが、英語の文法的なルールにおいて正しいのか間違っているのかはわかりませんでした。
考えた末、私はtooの前のコンマを自分の文章から取って記事に掲載することに。
それにしても「日本の教科書では一般的」って、ネイティブを差し置いて日本で英語のルールを決めているんかい?
そういえば、「日本の教科書では一般的」 な英語のルール、他にもひとつ思い浮かびました。
「the」の発音です。
母音で始まる単語の前の「the」は「ジ (ðí )」?
中学校の英語の授業で先生が言いました。
「母音で始まる単語の前のtheは、ジと発音するからね。ザじゃないよ」
しかし、ネイティブのみなさんは、必ずしもそうではありません。
母音の前のtheの発音については、英語学習系の人気ユーチューバー「Atsueigo」さんの動画でも取り上げられています。
動画の中で、アメリカ人のNickさんが、英話教育のテレビ番組の収録中に日本人の番組関係者から「the」の発音を注意されるというエピソード。
母音で始まる単語の前の「the」を、ニックさんが「ðə(ザ)」と言うと、「 ðí(ジ) 」に直されるというのです。
Nicさん曰く、
「どっちでもいいじゃん!」「日本人は細かすぎる」
この動画のコメント欄には、英語のネイティブの人たちから「母音で始まる単語の前のtheの発音は、必ずしも「ðí(ジ)」ではないという意見が寄せられています。
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文法やルールから解放されたら、もっと英語が話せる
Atsueigoの動画でNickさんが「どっちでもいいじゃん」「日本人は細かすぎる」と言うのを聞いて、気持ちが少し楽になった。
英語を話すときに、正しい英語をしゃべろうとしてつい頭の中で文法を整えようとしちゃうときがあるから。
「この前置詞のあとは原型動詞で」 とか考えている間に、言いたいことを言うタイミングを失って、コミュニケーション取れずに終わる。
普段、会話やメッセージのやり取りで使う英語のルール・文法には、たとえ、こちらが間違えていても、ネイティブの人たちは気にならないものが結構あるみたいです。
英語について日本人から質問されると「どっちだったかな?まあ、どっちでもいいと思う」っていうのがときどきあるよ
だから、ちょっとくらい文法やルールを無視して英語をしゃべっても、バチは当たらないはず!
文法が気になるなら、最低限、S(主語)V(動詞)O(目的語)を死守して、あとは自由に適当に単語をくっつけて、言いたいことを言ってみる。
それくらいのほうが、会話が盛り上がる。